勤務終了まであと少し。
「記録もあと少しで終わる!」と思っていたのに、書き始めると確認したいことを思い出したり、もう1件の記録に意外と時間がかかったり……。
気づけば、「さっきまであと少しだったはずなのに」と時計を見てしまうこともありますよね。
看護師の仕事は、予定していた業務だけで一日が進むとは限りません。
だからこそ大切なのは、「もっと早く書かなきゃ」と焦ることだけではなく、記録を溜め込みすぎないための工夫を少しずつ見つけていくことです。
この記事では、「記録が終わらない……」と感じやすい理由と、勤務中に意識しておきたい記録との付き合い方を紹介します。
毎日の勤務で「あと少し」が長くなりがちな方は、できそうなところから参考にしてみてください🌸
看護師の記録が終わらない…よくある「あと少し」
勤務終了が近づいてきて、「記録もあと少し」と思った瞬間。
そこから予想以上に時間がかかってしまうことがあります。
まずは、そんな勤務終盤に起こりやすい「あと少し」を見てみましょう。
記録を始めると確認したいことを思い出す
記録を書き始めてから、
「そういえば、ここを確認しておきたかった」
と思い出すことがあります。
確認してから書こうと思っていたことを後回しにしていると、記録を始めたタイミングで手が止まってしまうこともあります。
記録そのものだけではなく、記録するために必要な確認事項が残っていることで、「あと少し」が延びてしまうこともあるのです。
「あと1件」が意外と長い
「残りはあと1件だけ!」
そう思うと、すぐ終わりそうに感じます。
ところが、実際に記録を始めてみると、思ったより整理することが多かったり、確認が必要になったりすることもあります。
件数だけを見ると「あと少し」でも、1件に必要な時間は毎回同じとは限りません。
勤務終了が近づくほど焦ってしまう
勤務終了時間が近づくと、時計がいつも以上に気になります。
「早く終わらせないと」
と思うほど焦ってしまい、かえって何から手をつければよいのかわからなくなることも。
そんなときは、一度残っていることを整理して、必要なことから順番に進める意識も大切です。
記録が勤務終盤に残りやすいのはなぜ?
「もっと早い時間に記録しておけばよかった」
勤務終盤になると、そう思うこともあるかもしれません。
でも、看護師の一日は記録だけをしていればよいわけではありません。
記録が後半に残りやすくなる背景には、いくつかの理由があります。
日中は予定どおりに進まない
勤務開始時に予定を立てていても、その日の状況によって予定が変わることがあります。
「この時間に記録しよう」と思っていても、予定どおりに時間が取れるとは限りません。
その結果、少しずつ後ろへずれていき、勤務終盤に記録がまとまって残ってしまうことがあります。
記録以外の業務が次々入る
看護師の勤務中には、記録以外にもさまざまな業務があります。
ひとつ終わったと思ったら別の対応が必要になり、記録するタイミングを逃してしまうこともあります。
「あとで書こう」が積み重なると、勤務終了が近づいた頃に記録が残りやすくなります。
まとめて書こうとして後回しになる
忙しいときには、
「あとで時間ができたらまとめて書こう」
と考えることもあります。
ただ、その「あとで」が思ったように取れないこともありますよね。
すべてを最後にまとめようとすると、確認することも増えやすくなります。
勤務先のルールや業務状況を踏まえながら、可能な範囲で小分けに進められるタイミングを探してみるのもひとつの方法です。
記録を溜め込まないために意識したいこと
記録を溜め込まないために、「絶対にこの方法でやればいい」という正解があるわけではありません。
勤務先の記録方法や業務内容はそれぞれ違うため、自分の職場に合ったやり方を考える必要があります。
そのうえで、日々の勤務で意識しやすいポイントを3つ紹介します。
書けるタイミングを逃さない
少し時間ができたときに、
「あとでまとめてやろう」
と後回しにしたくなることもあります。
でも、次に時間が取れるタイミングがいつになるかはわかりません。
勤務状況に余裕があり、職場のルール上問題がなければ、書けるものを少しずつ進めておくという考え方もあります。
後で確認することを整理しておく
その場ですぐ確認できないことがある場合は、「あとで確認すること」を自分でわかるように整理しておくと、記録を始めたときに迷いにくくなります。
ただし、患者情報などの取り扱いについては、必ず勤務先のルールに従うことが前提です。
何を確認する必要があるのかを整理しておくだけでも、あとから思い出すための負担を減らしやすくなります。
「全部まとめて」ではなく小分けにする
記録が複数残っていると、「全部終わらせなきゃ」と考えてしまいます。
そんなときは、目の前にある記録をひとつずつ進める意識も大切です。
「全部」という大きなまとまりではなく、
- 今できるもの
- 確認が必要なもの
- あとで対応するもの
など、自分なりに整理しておくと、やることが見えやすくなります。
記録をするときに焦りすぎないための工夫
勤務終了が近づくと、「早く記録を終わらせたい」という気持ちが強くなります。
ただ、焦っているときほど、残っていることを一度整理してみるのも大切です。
優先順位を整理する
複数のことが残っているときは、何から対応するのかを整理します。
すべてを同時に考えるよりも、「まずこれ」と順番を決めたほうが目の前の作業に取り組みやすくなります。
もちろん、業務上の優先順位については、勤務先の方針やその時点の状況を優先してください。
自分なりの記録ルーティンを作る
記録する順番や、確認するタイミングなど、自分が迷いにくいやり方を見つけておくのもひとつの方法です。
毎回同じ状況になるわけではありませんが、
「まず何を確認するか」
「どこから取りかかるか」
といった自分なりの流れがあると、忙しいときでも取りかかりやすくなることがあります。
わからないことを抱え込まない
記録をしていて、「これでいいのかな?」と迷うこともあります。
わからないことを一人で長く抱え込むより、必要に応じて先輩や同僚などに確認することも大切です。
特に新人看護師さんの場合は、施設ごとの記録方法やルールで迷うこともあります。
勤務先の基準に沿って、確認できることは周囲に相談していきましょう。
「今日も記録が終わらない…」と感じたときは
「今日も記録が残ってしまった……」
そんな日があると、自分の仕事の進め方が悪かったのかなと考えてしまうこともあるかもしれません。
でも、勤務中には予定外のことが入る日もありますし、確認に時間が必要なこともあります。
大切なのは、「今日できなかった」と考えるだけではなく、
- 書けるタイミングはあったかな
- 確認することを整理できたかな
- まとめすぎず小分けにできそうかな
- わからないことを抱え込んでいなかったかな
と、次の勤務でできそうなことをひとつ見つけること。
毎回完璧にできなくても大丈夫です。
勤務先のルールを大切にしながら、自分に合った記録の進め方を少しずつ見つけていきましょう🌸
「あと少しで終わるはずなのに……」という勤務終盤のあるあるは、こはるワールドの4コマでも描いています。

勤務終了が近づいたときの「あと少し」って、不思議なくらい長く感じますよね。
毎日すべてが予定どおりに進むわけではないからこそ、「もっと早くしなきゃ」だけで自分を追い込まず、できそうな工夫をひとつずつ見つけていけたら十分です。
今日できたこともちゃんとあります。明日の勤務も、自分のペースでひとつずつ進んでいきましょう🌸


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