「今日こそ定時で帰れそう!」
そう思っていたはずなのに、気づけば勤務終了時間。
そして手元を見ると、
「……記録、まだ残ってる。」
看護師の仕事では、予定していた業務だけでなく、急な対応や予定変更が重なることもあります。
「もっと効率よく動かなきゃ」
「周りは終わっているのに、なんで自分だけ……」
と焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも、仕事が時間内に終わらない理由は、単純に「仕事が遅いから」とは限りません。
業務量やその日の状況、勤務する部署によっても大きく変わります。
この記事では、看護師の仕事が終わらないと感じる原因と、勤務中の仕事や優先順位を整理するためのコツを紹介します。
全部を完璧にこなそうとするのではなく、まずは自分が取り入れやすいところから見直してみましょう。
看護師の仕事が終わらない…と悩んでいませんか?
忙しい勤務が続くと、
「今日も終わらなかった……」
と落ち込んでしまうことがあります。
まずは、どんな場面で仕事が残りやすいのか整理してみましょう。
記録がいつも最後に残ってしまう
勤務中は患者さんへの対応や予定されている業務を優先しているうちに、記録が後回しになってしまうことがあります。
そして気づけば勤務終了時間。
「あとは記録だけ!」
と思ったものの、その「あとは」がなかなか終わらない。
毎回記録が最後にまとまって残ってしまうなら、仕事の進め方を見直すポイントのひとつかもしれません。
予定外のことが重なると一気に崩れる
出勤したときには、
「今日はこの順番でいこう」
と考えていても、そのとおりに進むとは限りません。
予定外の対応などが重なることで、組み立てていた予定が変わることもあります。
最初に立てた予定を守ることより、そのときの状況に合わせて組み直していくことも大切です。
周りが早く見えて焦ってしまう
自分はまだ仕事が残っているのに、周りのスタッフがどんどん仕事を終えているように見える。
そんなとき、
「私だけ遅いのかな……」
と焦ってしまうこともありますよね。
でも、担当する患者さんや業務内容、その日の状況は同じとは限りません。
周囲と比べるだけではなく、自分はどこで時間がかかっているのかを振り返ってみるほうが、改善点を見つけやすくなります。
看護師の仕事が時間内に終わらない原因
仕事が終わらないときは、ただ「もっと早く動こう」と考えるより、まず原因を整理してみましょう。
優先順位を決めきれていない
やることが多いと、
「あれもやらなきゃ」
「こっちも終わってない」
と、すべてが同じくらい重要に見えてしまうことがあります。
しかし、業務には優先して対応すべきものや、時間が決まっているものがあります。
迷ったときは、患者さんの安全や状態、その日の予定などを踏まえて判断し、自分だけで判断できない場合は先輩や周囲のスタッフへ相談しましょう。
すべてを同時に進めようとしている
複数のことを同時に考えていると、
「途中までやったけど、次は何だっけ?」
となることもあります。
頭の中だけですべてを管理しようとすると、やることが増えるほど混乱しやすくなります。
その日の予定や残っている仕事を整理して、ひとつずつ確認できる状態を作ってみましょう。
記録を後回しにしてしまう
「記録は最後にまとめてやろう」
と思っていると、勤務終了前に記録が大量に残ってしまうことがあります。
もちろん、その場で記録できるとは限りません。
ただ、勤務の状況や職場のルールに合わせて、記録できるタイミングがあれば少しずつ進めておくことで、最後に残る量を減らせる場合があります。
予定外の対応でスケジュールが崩れる
看護師の仕事では、最初に予定を立てても、そのとおりに進まないことがあります。
そんなときに、
「予定どおりに戻さなきゃ」
と無理に元のスケジュールへ戻そうとすると、かえって焦ってしまうことも。
状況が変わったら、残っている仕事をもう一度確認して、今の状況に合わせて予定を組み直すことも必要です。
仕事を始める前にやっておきたいこと
勤務が始まってから慌てないために、最初にその日の仕事をざっくり整理しておく方法があります。
その日の予定をざっくり整理する
最初から分単位で完璧な予定を作る必要はありません。
まずは、
「午前中はこれ」
「この時間までにこれ」
「午後はこれ」
くらいに、その日の流れを把握しておきます。
予定外のことが起きる可能性も考えて、変更できる余地を残しておくくらいがちょうどいいでしょう。
「時間が決まっている仕事」を先に確認する
その日の業務の中には、実施する時間や予定が決まっているものがあります。
まずそれらを確認しておくと、ほかの仕事をどこに入れるか考えやすくなります。
ただし、実際の優先順位は患者さんの状態などによって変わるため、その時々の状況に応じて判断しましょう。
あとでできることを分けておく
目の前に仕事がいくつもあると、
「全部今やらなきゃ!」
という気持ちになりがちです。
でも、すべてを同時に進める必要があるとは限りません。
今必要なことと、あとでも対応できることを分けて考えるだけでも、頭の中を整理しやすくなります。
勤務中の仕事を整理するコツ
勤務中は予定が変わることもあるからこそ、最初に立てた計画にこだわりすぎないことも大切です。
「今やる・あとでやる」を意識する
仕事が増えてきたら、一度、
「これは今やる?」
「それとも、あとでも大丈夫?」
と考えてみます。
もちろん、患者さんの安全や状態に関わることは適切に優先する必要があります。
判断に迷う場合は、一人で抱え込まず周囲へ確認しましょう。
すき間時間にできることを見つける
勤務中に少し時間ができたとき、
「今のうちにできることはあるかな?」
と残っている仕事を確認する習慣をつけると、あとでまとめて行う仕事を減らせる場合があります。
ただし、常に何かをしていなければならないという意味ではありません。
休憩できる時間は、きちんと休むことも大切です。
記録をためすぎない
勤務状況に余裕があり、職場のルール上可能な場合は、記録を少しずつ進める方法もあります。
あとでまとめて思い出そうとするより、その時点で整理できることを残しておくほうが進めやすい場合があります。
無理に記録時間を作るのではなく、その日の業務状況に合わせてできる範囲で進めることを意識しましょう。
予定が崩れたら一度組み直す
「予定が全部崩れた!」
そんなときこそ、一度残っている仕事を確認します。
予定外の対応が入ったあとの状況は、勤務開始時とは変わっています。
最初の計画に戻そうとするのではなく、今の状況を基準にもう一度優先順位を考えるほうが整理しやすくなります。
優先順位に迷ったときに考えたいこと
看護師の仕事では、複数の対応が重なり、どこから手をつければよいか迷うことがあります。
優先順位は患者さんの状態や勤務環境などによって変わるため、単純な順番だけで決められるものではありません。
安全に関わることを優先する
優先順位を考えるうえでは、患者さんの安全や状態を踏まえることが重要です。
ただし、具体的な判断は状況によって異なります。
「どちらを先にすればいいかわからない」と迷った場合は、自己判断だけで進めず、先輩やリーダーなどへ相談しましょう。
時間が決まっていることを確認する
その日の予定の中には、時間が決められているものもあります。
勤務開始時だけでなく、予定が変わったときにも確認すると、残っている仕事を組み直しやすくなります。
予定だけにとらわれず、患者さんの状態や安全面を踏まえて対応することが大切です。
自分だけで判断できないときは相談する
仕事が終わらないと、
「自分でなんとかしなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
でも、優先順位に迷っているときや、自分だけでは対応しきれないと感じたときは、周囲へ相談することも大切です。
早めに状況を共有することも、仕事を進めるためのひとつの方法です。
それでも仕事が終わらないときは?
仕事の進め方を工夫しても、毎回時間内に終わらない。
そんな場合は、自分の動き方以外にも目を向けてみましょう。
自分の動き方だけが原因とは限らない
仕事が終わらないと、
「自分が遅いからだ」
と考えてしまうことがあります。
でも、担当する業務の量や内容、勤務人数、その日の状況など、さまざまな要因があります。
すべてを自分の能力だけの問題として考えないことも大切です。
業務量そのものが多すぎないか考える
どれだけ工夫しても終わらない状態が続くなら、業務量そのものについて考える必要がある場合もあります。
「いつ」「どんな仕事が」「どれくらい残るのか」を振り返っておくと、周囲へ相談するときにも状況を説明しやすくなります。
困ったときは早めに周囲へ相談する
勤務終了時間が近づいてから、
「実はまだこれだけ残っています」
と伝えるより、難しそうだと感じた段階で状況を共有できれば、対応を相談しやすくなることがあります。
もちろん、職場によって業務分担や相談方法は異なります。
自分の勤務先のルールや体制に合わせて、適切な相手へ相談しましょう。
看護師ならわかる?仕事が終わらない日のあるある
ここからは、ちょっと息抜き。
「今日は順調!」
と思っている日に限って、なぜか予定どおりにいかないことがあります。
今日は順調と思った瞬間に予定が崩れる
午前中。
「今日めっちゃ順調かも。」
なんて思った数十分後。
……さっきまでの余裕、どこいった?
順調だと思った日は、なぜか油断できません。
記録しようとすると何かが起こる
「よし、今のうちに記録しよう。」
パソコンの前に座る。
入力を始める。
そして――
席を立つ。
戻ってきて、また入力する。
そして――
また席を立つ。
記録画面、ずっと開いてるのに全然進んでない。
「あとこれだけ」が全然これだけじゃない
勤務終了が近づいて、
「よし、あとこれだけ!」
と思う。
ひとつ終わる。
「あ、これもあった。」
もうひとつ終わる。
「あ……これも。」
“あとこれだけ”とは。
退勤前だけ時間の進み方がおかしい
「まだ時間あるな。」
と思って時計を見る。
ちょっと仕事をする。
もう一度時計を見る。
「え、もうこんな時間!?」
勤務中の10分と、退勤前の10分。
なぜか同じ10分とは思えません。
まとめ|全部を完璧にこなそうとしなくて大丈夫
看護師の仕事が時間内に終わらないと、
「もっと早く動かないと」
「自分は仕事が遅いのかも」
と考えてしまうことがあります。
でも、看護師の仕事は予定どおりに進むことばかりではありません。
大切なのは、
その日の予定を整理する。
今やることと、あとでできることを分ける。
状況が変わったら優先順位を組み直す。
困ったときは早めに相談する。
ということ。
そして、仕事の進め方を見直しても終わらない状態が続くなら、すべてを自分だけの問題として抱え込む必要はありません。
まずは、
「自分はどこで時間がかかっているんだろう?」
と振り返るところから始めてみましょう。
小さな工夫をひとつずつ積み重ねながら、自分なりの仕事の進め方を見つけていけるといいですね。
仕事の流れを整理したら、夜勤前の準備も少しずつ整えておきませんか?持ち物を整理しておくと、出勤前のバタバタを減らしやすくなります。
仕事が終わらない日は、「もっと早く動かなきゃ」と焦ってしまうこともあります。
でも、全部をひとりで抱え込むことが仕事上手とは限りません。
整理すること、組み直すこと、困ったら相談することも、大切な仕事のひとつ。
今日できる小さな工夫から、自分なりの働きやすいペースを見つけていきましょう。


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