「今日、夜勤か……」
勤務表を見ただけで、ちょっと気が重くなる。
夜勤が始まれば眠気と戦いながらラウンドして、ナースコールに対応して、記録して。
ようやく朝が見えてきたと思ったら、今度は一気に忙しくなる——。
看護師として働いていると、そんな夜もありますよね。
夜勤のつらさは、単純に「夜に起きているから」だけではありません。
睡眠や生活リズムの変化、長い勤務時間、少ない人数で働く緊張感など、いくつもの要素が重なることがあります。
この記事では、看護師が夜勤をつらい・しんどいと感じやすい理由を整理しながら、夜勤前・夜勤中・夜勤明けにできる工夫や、働き方そのものを見直すという選択肢まで紹介します。
「私、夜勤に向いてないのかな……」と一人で抱え込む前に、まずは何がしんどいのか、一緒に整理してみましょう。
🌙 この記事でわかること
- 夜勤がつらいと感じやすい場面
- 看護師の夜勤がしんどくなりやすい理由
- 夜勤前・夜勤中・夜勤明けに見直したいこと
- 夜勤がつらいときに働き方を考える視点
「夜勤がつらい」と感じるのはどんなとき?
同じ「夜勤がつらい」でも、その理由は人によって違います。
- 夜中の強烈な眠気がつらい
- 長時間の勤務で疲れる
- 夜勤前にうまく眠れない
- 少ない人数で勤務するのが不安
- 忙しくて休憩や仮眠を取りにくい
- 夜勤明けに寝ても疲れが残る
- 夜勤と日勤の切り替えがしんどい
大切なのは、「夜勤がつらい」で終わらせず、自分は何を一番つらいと感じているのかを整理してみること。
原因が見えてくると、対処できることも見つけやすくなります。
看護師の夜勤がしんどくなりやすい理由
普段とは違う時間帯に働く
人の身体には、睡眠と覚醒などに関わる生体リズムがあります。
夜勤・交代制勤務では、普段眠っている時間帯に働き、日中に睡眠を取ることもあるため、生活リズムを一定に保つことが難しくなります。
だから、夜勤で眠くなったり生活リズムの調整が難しかったりすることを、単純に「自分の根性が足りない」と考える必要はありません。
長い勤務時間で集中力を使い続ける
病院によって夜勤の勤務形態は異なります。
二交代制、三交代制などがあり、勤務時間も職場によってさまざまです。
ただ、どの勤務形態でも看護師は夜間も患者さんの状態を確認しながら、必要なケアや処置、記録などを続けます。
少ない人数で対応する緊張感
夜勤は、日中より少ないスタッフで勤務する職場もあります。
患者さんの状態変化や急な対応が重なると、「次に何か起きたらどうしよう」と緊張が続くこともあるでしょう。
休憩や仮眠が思うように取れないことがある
夜勤中の休憩や仮眠の取り方は、勤務先やその日の状況によって異なります。
予定どおり休憩に入れる日もあれば、患者さんへの対応が続いてタイミングがずれる日もあります。
夜勤明けから次の勤務までの切り替えが難しい
夜勤が終わったからといって、身体がその瞬間に通常モードへ戻るわけではありません。
夜勤だけを見るのではなく、夜勤前から夜勤明け、そして次の勤務までをひとつの流れとして考えることも大切です。
夜勤がつらいときに、まず見直したいこと
夜勤前の過ごし方を見直す
夜勤前の過ごし方には個人差がありますが、睡眠や休息の時間を確保する、予定を詰め込みすぎない、持ち物や食事を早めに準備するなど、自分が勤務に入りやすいルーティンを作っておくと準備の負担を減らせます。
睡眠・仮眠の取り方を考える
夜勤を乗り切るうえで、睡眠や仮眠は大切です。
ただし、「○時間寝れば絶対大丈夫」というものではありません。
大切なのは、自分の勤務スケジュールに合わせて睡眠や仮眠の取り方を考えること。
食事や水分を無理のない範囲で準備する
食事や飲み物を事前に準備しておけば、勤務前のバタバタを少し減らせます。
自分の体調や勤務環境に合わせて、無理なく食べたり水分を取ったりできるものを考えておきましょう。
一人で抱え込まない
夜勤が続いて、「最近ずっと疲れている」「夜勤のたびにつらさが強くなっている」と感じているなら、自分だけで何とかしようとしないことも大切です。
勤務の状況について上司などに相談することで、夜勤回数や勤務の組み方などについて検討できる場合があります。
体調に関する心配が続く場合は、医療機関や職場の産業保健スタッフなど、適切な専門家へ相談することも検討してください。
夜勤明けの過ごし方も大切
「終わったーーーー!」
夜勤明けの開放感。
帰り道だけ妙にテンションが高くなったり、コンビニで予定外のものまで買ったり、「今日一日なんでもできそう!」と思ったり。
……そして帰宅すると急激な眠気。
夜勤明けは開放感がありますが、身体は夜通し働いたあと。
予定をたくさん入れるより、まずは休息を取りやすい環境を作ることも考えてみましょう。
それでも夜勤がつらいなら、「頑張り方」だけの問題にしない
夜勤がしんどいと、「もっと慣れなきゃ」「先輩たちは普通にやっているし……」と、自分の頑張りだけで解決しようとしてしまうことがあります。
でも、夜勤の負担は個人の工夫だけで決まるものではありません。
勤務時間、夜勤回数、勤務と勤務の間隔、休憩・仮眠を取りやすい体制、人員配置など、職場側の勤務環境も関係します。
だから、「夜勤がつらい=自分がダメ」と決めつけないこと。
夜勤のない働き方を考えるのもひとつの選択肢
「看護師として働きたい。でも夜勤を続けるのはしんどい」
そんな場合、選択肢は「夜勤を我慢して続ける」だけではありません。
- 夜勤回数について相談する
- 勤務形態について相談する
- 配属や働き方について相談する
今の職場では希望する働き方が難しいのであれば、将来的に別の職場や働き方について情報を集める方法もあります。
ただし、「夜勤がつらいから、すぐ転職!」と急いで結論を出す必要はありません。
まずは、「何が一番つらい?」「どうなったら働きやすい?」「これからどんな働き方をしたい?」と整理する。
そのうえで必要なら、転職を含めて選択肢を比較する。
まとめ|「夜勤がつらい」をそのままにしない
看護師の夜勤がつらいと感じる背景には、睡眠や生活リズム、長い勤務時間、夜間の緊張感、休憩の取り方など、さまざまな要素があります。
まずは、「自分は夜勤の何が一番つらいんだろう?」と整理してみるところから。
夜勤前の過ごし方を見直したり、睡眠や休息を取りやすくしたり、小さく変えられることもあります。
それでもつらい状態が続くなら、自分の頑張りだけで何とかしようとせず、周囲への相談や働き方の見直しも選択肢です。
🌙 こはるワールドからひとこと
今日も夜勤のみなさん、本当にお疲れさまです。
無理に「夜勤に強い看護師」になろうとするより、自分に合った働き方を少しずつ見つけていきましょう。


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